ビオラ練習のお悩み集
テーマごとに、練習中によく出てくる質問と答えをまとめています。記事は順次追加していきます。
音程と左手のこと
押さえる位置が決まらない、音がぶら下がる、といったときに読むところです。
同じ音なのに日によって音程がずれます
楽器の調弦そのものがずれている場合と、左手の構えが変わっている場合があります。まずチューナーで開放弦を確かめ、次に親指の位置を見てください。親指が下がると指全体が寝て、音程は下がりやすくなります。
ハイポジションになると急に外れます
ポジション移動の距離を、指ではなく腕で覚えるのが先です。移動のあいだ弓は止めず、目的の音の手前で一度止まる練習をしてください。指板表示のポジション帯(ロー・ミドル・ハイ)を目印にすると距離をつかみやすくなります。
半音の指の間隔がつかめません
半音は隣の指をくっつける、全音は指1本ぶん空ける、が基本の目安です。ローポジションでは間隔が広く、ハイポジションでは狭くなるので、同じ形のまま移動しないよう気をつけてください。
弓と右手のこと
音が細い、かすれる、途中で止まる、といったときに読むところです。
弓を返すと音が変わってしまいます
返す直前に力が抜けて、返した直後に入りすぎていることが多いです。人差し指の重みを一定に保ったまま、手首だけで方向を変えてください。ゆっくりした全弓で、返し目に音量の段差が出ないかを聴いて確かめます。
音がかすれます
弓の速さに対して圧が足りないか、駒から遠すぎるかのどちらかです。まず弓を指板と駒の中間あたりに置き、速度を落として、しっかり鳴る点を探してください。松脂が足りていないこともあります。
弓が弦の上で跳ねてしまいます
腕が固まっていると跳ねます。肩と手首の力を抜き、弓の重さで弦を押す感覚を探してください。弓元寄りは跳ねやすいので、まず弓の中央付近で安定させます。
練習の進め方
時間が取れない、上達を感じない、といったときに読むところです。
1日どれくらい練習すればいいですか
長さより回数です。15分でも毎日触るほうが、週末にまとめて2時間弾くより定着します。最初の5分は開放弦とスケール、残りを曲にあてる配分が始めやすいです。
上達しているか分かりません
同じ曲を同じテンポで録音して、1か月前と比べてください。テンポを上げられた、音の切れ目が減った、といった変化は録音でしか気づけません。
スケール練習は必要ですか
曲の中で困る音は、たいていスケールの中にもあります。調を決めて弾いておくと、その調の曲で押さえる位置に迷わなくなります。まずは練習中の曲と同じ調から始めてください。
楽器と道具の手入れ
調弦が狂う、弦が古い、といったときに読むところです。
調弦がすぐ狂います
新しい弦は伸びるので、しばらくは弾くたびに狂います。ペグが戻ってしまう場合は差し込みが甘いので、押し込みながら回してください。細かい調整はアジャスターで行います。
弦はいつ替えればいいですか
巻線がほつれてきたら、音が変わっていなくても替えどきです。毎日弾く人で半年から1年が目安になります。4本まとめてではなく1本ずつ替えると、駒に無理がかかりません。
練習後は何をすればいいですか
弦と楽器についた松脂を乾いた布で拭き取り、弓の毛は必ず緩めてください。緩めずにしまうと弓の反りが弱くなります。ケースは温度と湿度の変わりにくい場所に置きます。
この一覧は随時更新しています。